横浜ゴム、米国とメキシコで自動車用ホース配管の生産体制を再編

　横浜ゴムはホース配管事業強化の一環として、米国およびメキシコの自動車用ホース配管の生産体制を再編する。

SABIAN シンバル

　移管するのは北米、メキシコの自動車メーカー向けのエアコン用ホースやトランスミッションオイルクーラー用ホースなどで、2月から段階的に移管を開始し、2023年6月に完了予定。同社は今後見込まれる需要拡大を見据え、生産品の集約・適正化と操業度の向上を図り、競争力のある生産体制を構築する考えだ。

　今回の再編により、YIAでは高い技術力を要する特殊ホースアッセンブリー、YIA South Carolinaでは高いシェアを誇るパワー・ステアリング用ホースアッセンブリーを生産する。また、YIA Mexicoはエアコン用、トランスミッションオイルクーラー用ホースアッセンブリーの販売拡大を牽引する拠点として整備する。

　■Yokohama Industries Americas概要
　◇住所＝米国ケンタッキー州ウッドフォード郡ベルサイユ◇従業員＝1,129名（2021年2月現在）◇敷地面積＝YIA：21,400平米、YIA South Carolina：11,200平米、YIA Ohio：12,820平米、YIA Mexico：9,300平米◇事業内容：自動車用エアコン、パワー・ステアリングおよびトランスミッションオイルクーラー用ホースアッセンブリーの生産販売