72丁目まで進むと右に曲がります。何件かの静かなホテルの軒先を通過するとすぐに有名なダコタ・ハウスが見えてきます。言わずと知れたジョン・レノン銃殺現場で今もヨーコ・オノが在住とのことです。1884年に建てられ、まるで未開拓の西部の田舎、ダコタのようだという意味合いでこの名が付いたそうです。このアパートメントに入居する基準は大変木々しいそうでかなりの富豪でなければ断られるそうです。ダコタハウスのあるウエスト・セントラル・パーク通り(ミッドタウン以南では8番街)の角を曲がるとすぐにアメリカ自然史博物館に辿り着きます。この大きな博物館は何度か改修を重ねてきたために、その当時を反映するような様々な形状となっています。特に北側にある"Rose Center for earth and space"はガラス張りの建物の中に巨大な球体があるユニークな形状をしており正面の伝統的な雰囲気とはかなり異なる雰囲気です。
地下鉄6線(各駅停車)で96丁目まで辿り着いた私たちは、ここから5番街(セントラル・パーク・イースト)に移動して南下を始めました。この辺りは所謂ミュージアム・マイルと呼ばれ多くの美術館が立ち並んでいます。グッゲンハイム博物館以外はほとんどがかつて富豪たちが住んでいた家を改装して建てられたもののようです。セントラル・パークには見慣れないオレンジの旗が無数にはためいています。これは「A FEW GOOD KIDS ロゴ ユニセックス デニム ジーンズ」と呼ばれるプロジェクトで7,500ものオレンジの門がクリスト&ジーン・クラウドという近代芸術家によって企画されたものとのこと。パーク脇には積雪が多かったせいか、雪を寄せてあって何台かのクルマが派手にスリップしており、ニューヨークは雪が積もる街であることを実感しました。さて、美術館ですが残念ながらメトロポリタン美術館は改装中でした。ソロモン・グッゲンハイム美術館には大勢の人がいて観覧を断念しました。その螺旋階段は周囲の雰囲気とのミスマッチがあり異彩を放っていました。79丁目辺りまで下ると、今度はマジソン街に移動します。マジソン街は五番街と並ぶ高級ブランドが並ぶショッピング・ゾーンです。現在はほとんどのブランド・ショップは五番街、マジソン街、そしてソーホーに出店しているようで、五番街でよく見かけるブランド・ロゴをあちこちで見かけます。ただし個人的な感想としては、やはり五番街の華やかさには若干ひけを取るように思いました。
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